コンタクトレンズを外すとき
外さなければいけないコンタクトレンズ
みなさんこんにちは。潤ヒトミです。
今さらですが、コンタクトレンズって便利ですよね。
わたしも付け始めの頃は恐る恐る使用していましたが、今ではすっかりベテランコンタクトレンズ使用者になれたかもしれません。付け外しもスムーズです。
ですが慣れって怖いもので、何度かコンタクトレンズを装用したまま“おやすみなさい”したことも…
幸い大事にはいたらなかったのですが、コンタクトレンズの外し時を間違えると大変なことになってしまいます。
そこで今回は、コンタクトレンズのベストな外し時をレクチャー。
最後には意外な外し時を紹介しちゃいます!
寝る前に外さなきゃいけない理由
冒頭でわたしが述べたように、コンタクトレンズを外さないで寝てしまうと朝目覚めた時、目が乾燥して大変なことになってしまうことがあります。
「目を閉じていれば常に涙で潤っているんじゃないの?」
と考える方もいるかもしれませんが、涙は瞬きをしたときに分泌されるもの。
以前、この講座で“パソコンや携帯電話を長時間使用しているとまばたきの回数が減りドライアイの原因になりますよ”とレクチャーしましたが同じことが起きるんです。
目を閉じっぱなしにしていますと、涙が分泌されないばかりか、コンタクトレンズ装用時は酸素の透過量も裸眼に比べ減っていますので、さらなる目の乾燥につながるんですね。
ですから、たとえお酒を飲んでいい感じになっても、どんなに仕事で疲れていても寝る前にはコンタクトレンズを外す必要があるんです。
もう一つ気をつけたいのが旅行先。コンタクトレンズを外すことは普段の生活習慣になっているので「歯を磨き終わったら外す」「入浴後に外す」などサイクルができているもの。
ですが旅行など、普段の生活と違うリズムで一日を過ごすと、コンタクトレンズを外すということが頭からすっぽり抜けてしまうことがあるんです。
旅行先などでは早めにコンタクトレンズを外してメガネに変えるなど、保険をかけておいたほうが安全かもしれませんよ?
出産時にはコンタクトレンズを外す?
ここからは男性を置いてけぼりにしますがご容赦くださいね。
女性の一大イベントの一つとして“出産”が挙げられますが出産時のコンタクトレンズ装用はOKなんでしょうか?
答えは…「病院によって違う」です!あいまいで申し訳ありません!
ですが、出産時の身体にかかる負担や、緊急時などのことを考えると外しておいた方が無難かもしれません。
タオルで汗を拭くときにコンタクトレンズがずれるかもしれませんし、汗が目に入ってしみることも。
いきんだときに目に力が入って、コンタクトレンズがずれて不快に…急に視界が変わると混乱する、など出産時にはどんなトラブルが起きるかわかりません。
すぐに生まれた赤ちゃんを見たい、と思うのは当然です。ここはメガネを用意して助産師さんに渡しておきましょう。
出産後にすぐにコンタクトレンズを装用できるかというとさすがに“ムリッ”だと思います。いざってときのスペアメガネを持っておくと何かと便利なので持っていない方は検討してみてはいかがでしょう?
日本伝統芸能「能楽」コンタクトレンズを外すワケとは!?
それでは冒頭、自分でハードルを上げた“意外”な外し時をレクチャーします。
それは「能楽」の舞台です。
「能楽」は日本の伝統芸能の一つですが、演者の方はコンタクトレンズを外す方が多いとのこと(絶対ではありません)
能の舞台は、この世とはことなる別の世界が現れる場所と考えられていて、そのため現代社会の事柄を持ち込むことは避ける、というのが理由のようです。
アクセサリーや指輪、腕時計などの装飾品はもちろん、メガネも外します。
コンタクトレンズは客席から見えませんが、舞台に上がる上での大切な気構えとして外す方が多いようです。
単に舞台上の決まりや見た目の配慮にとどまらない、プロの心構えを感じるエピソードではないでしょうか。
もちろんお客様が外す必要はないので、安心して舞台を楽しんでください。
自分で上げたハードルですがどうでしょう? わたしとしては見事にクリアー! できたと思っています!
ベストなタイミングでコンタクトレンズを外して、安全安心にコンタクトライフを楽しみましょう!