不快な目のゴロゴロ感。4つの原因と対策は?

目の健康

不快な目のゴロゴロ感。4つの原因と対策は?

コンタクトレンズを使い初めたばかりの方のお悩みでよくあるのが、コンタクトレンズ装用時の”ゴロゴロ感”。原因はさまざまですが、せっかくコンタクトレンズデビューしたのに快適な生活を送れないのは心苦しいものです。
今回は、コンタクトレンズが引き起こす、目のゴロゴロ感の原因を探ります。

原因①コンタクトレンズが傷ついている

コンタクトレンズを装着した際にゴロゴロ感を感じるのは、目に細かい神経が集中しているためです。
目は体の中でも特にデリケートな器官。肉眼では見えないコンタクトレンズの傷でも、目は大きな違和感を感じます。
うっかり爪などでレンズを触ってしまうだけで小さな傷が付き、違和感、ゴロゴロ感の原因に。コンタクトレンズは装用する際に、どうしても指で触らなければなりませんが、細心の注意を払う必要があります。

原因②目に異物が混入している

異物の混入もゴロゴロ感の原因となります。
まつ毛、タオルの繊維、花粉など、私達にとってはごくごく小さい物であっても、目にとっては大きな異物。ゴロゴロ感を通り越して、痛みを感じてしまう場合もあるほどです。
1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用している方は、コンタクトレンズを装着したままで使える点眼液を多めに使用し、異物を洗い流してください。
2週間交換/1ヶ月交換タイプのコンタクトレンズをお使いの方はケア用のすすぎ液などで、軽くすすぎ洗いをしてみましょう。
それでもゴロゴロ感が消えない場合は、レンズを交換するか、コンタクトレンズの使用を中止してメガネを使用してください。眼球に傷がついている可能性もあるので、眼科での検査をおすすめします。

原因③コンタクトレンズが汚れている

コンタクトレンズの汚れもゴロゴロ感の原因です。
涙の成分であるタンパク質と脂質は、それ自体が汚れとなりコンタクトレンズに付着します。ときどき見える白いモヤの正体こそ、タンパク質と脂質からなるコンタクトレンズの汚れです。
また、皮脂や化粧品の油分が指先に残っている状態でコンタクトレンズに触れると、汚れとして付着することになります。
コンタクトレンズを触る時は、手指を綺麗に洗い、爪を立てずにそっと動かすことがポイントです。

原因④コンタクトレンズケースが汚れている

せっかく手を清潔にしてもレンズケース自体が汚れていたら、コンタクトレンズに異物が付着し、ゴロゴロ感の原因になる可能性があります。
たとえば、レンズケースを化粧ポーチやカバンに直接入れると、化粧品のパウダーやカバンの中のホコリがコンタクトレンズケースに付着しやすくなります。また、レンズケースのフタを開けっ放しで置いておくことでもホコリが付着します。
持ち運ぶときは小さなジッパーなどに入れる、蓋をしっかりしめる、手を洗う際にブリスターも流水で軽く流すなど、簡易的にできる予防策がたくさんあるので実践してみてください。

それでもゴロゴロしてしまった時の対処法

ケアに気を遣っていてもゴロゴロしたときに、一番早い対処法は、コンタクトレンズを交換すること。コンタクトレンズを一度外してから目薬をさす方法もあります。しかし、出先や移動中などですぐに交換したり外したりできない場合もあります。
もっとも手軽にできる対処法は”かなり強めに”瞬きを繰り返すことです。瞬きをすることで、瞳とコンタクトレンズに摩擦が生じ、異物が取り除かれることがあります。
それでもゴロゴロ感が続く場合は、手を洗ってから、鏡の前でコンタクトレンズを触ってみてください。
①黒目を顔の中心(鼻)に寄せ、レンズを顔の外側(耳側)の白目にゆっくりずらす。
②黒目を正面に戻しながら、レンズもゆっくり黒目にもどす。
ポイントは目の動きとコンタクトレンズの動きをゆっくりと逆方法に動かすことです。こうすることで、目とコンタクトレンズの間の異物が取り除かれ、症状が改善することがあります。

まとめ

コンタクトレンズのゴロゴロ感は、本当に不快なもの。ゴロゴロ感が気になったらまずは落ち着いて対処法を試しましょう。
それでも、気になるときは迷わず眼科へ。コンタクトレンズが合っていない可能性もありますので、眼科医に相談してみてください。