お酒を飲むと目が乾くワケ
お酒とドライアイの意外な関係とは
みなさん明けましておめでとうございます! 潤ヒトミです。
今年もコンタクトレンズライフを豊かにするため、レクチャーしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて!昨年末の忘年会やご親戚の集まり、新年会などお酒を飲む機会が多くなるこの季節。
(お酒は20歳になってから!未成年の飲酒は法律で禁止されています)
「お酒を飲んでいるとなんだか目が乾くな~」と感じたことありませんか?
実は、目の渇きとお酒には意外な関係があるんです。
未成年の方は予備知識として読んでくださいね。
お酒を飲むと顔が変わる?
お酒を飲んで酔いが回ると、表情が変わりますよね?
普段キリッ!とした顔の人が、なんだかだらしのない顔になったり、意外な一面が見えるものです。
実はこれ、目の筋肉が関係しているんです。
乾燥のお話の前に、表情についてレクチャーさせていただきます。
普段あまり意識しませんが、人間の表情はいろいろな筋肉の動きによって形成されています。目に関して言えばまぶたになります。
それらの筋肉は、お酒を飲むことによって弛緩してしまい、文字通り「緩んだ顔」になってしまうのです。
特に緩んだ顔に見えてしまう大きな原因は、ずばり目。
目の周辺の筋肉やまぶたが緩んでしまうと目尻が下がったり、なんだか寝ぼけ眼の半開き状態になってしまいます。
目は顔の表情を印象付ける一番重要な要素。
気づかない内にまぶた下がっていませんか?
お酒を飲むとコンタクトレンズが乾く?
「お酒を飲むとなんだか目が乾く」「コンタクトレンズが乾く感じがする」
こんな経験をした方、多いと思います。
その目の渇き、気のせいじゃないです!
お酒を飲むと普段よりトイレが近くなりますよね?
ご存じの通り、アルコールには利尿作用があり、50gのアルコール摂取で600~1,000mlの利尿効果があると推定されています。
しかもアルコールによる利尿は、摂取したアルコール飲料の水分が排泄されるわけではありません。排泄されるのは、まず「血液中の水分」。ついで「体液の水分」が体から出ていってしまうのです。
つまり!飲めば飲むほど水分が足りなくなっていくのです。
なんだか不思議な感じですが、体から水分が無くなっていくということは、当然、目の水分も無くなっていきます。
これが「お酒を飲むと目が乾く」原因だったんですね~
適度に水分補給をしながらお酒を飲むと目の渇きを抑えることができるのでおススメです!
お酒を飲むと目が乾く遠因について
アルコールの利尿作用についてレクチャーしましたが、次に、目が乾く「遠因」についてレクチャーさせていただきます。
目が乾くことを「ドライアイ」と言いますが、このドライアイの原因の一つにビタミンB1、B2、B12群の欠如があります。
お酒を飲み、アルコールの代謝のためにこれらのビタミン群が欠如しがちになります。
直接的な原因ではありませんが、少なからず影響があると言えます。
遠因には季節や場所も関係しています。
忘年会や新年会のシーズンは冬。冬はもともと乾燥しやすい季節です。
この季節はお店や会場も、暖房をきかせています。
また、人が集まることによって熱気が高まりアルコール作用によって水分が蒸発する環境が整いやすくなります。・
忘年会や新年会は楽しい場で忘れがちになってしまいますが、こまめな水分補給や目薬の点眼などで目の乾燥を抑えることができます。
「気づいたら水分補給!」を合言葉に、目をケアしてみてはいかがでしょう?