コンタクトレンズと温泉
あなたの入浴方法は大丈夫!?
みなさんこんにちは。潤ヒトミです。
今年ももう残りわずかとなってまいりました(2017年12月現在)
まさに「師走」のとおりバタバタとしていますが、年末は温泉でも入ってのんびりしたいところです。
温泉といえばみなさん、コンタクトレンズはどうしていますか?
聞いたところコンタクトレンズを外さずに温泉に入っている方もけっこういるそうです。
そこで今回は温泉に入る際のコンタクトレンズのつけ外しについてレクチャー。
温泉でコンタクトレンズはNGだった!?
そもそもお風呂でコンタクトレンズはアリ?
温泉のレクチャーを始める前に、そもそも入浴時にコンタクトレンズを外していますか?
「仕事で疲れたーシャワー浴びて寝たい~あっ!コンタクトレンズ外し忘れた!」
なんてこと、よくあるかと思いますが(わたしもやりがちです)
基本的に入浴時はコンタクトレンズを外して入るのが良し!です。
その理由としていくつかあるのですが主な理由は3つ
・レンズが乾燥してしまう
・レンズが変形する恐れあり
・細菌に感染する恐れあり
特に気をつけたいのが「細菌の感染」です。
この細菌は「アカントアメーバ」というアメーバ型の原生生物の一種で土の中にも水の中にも、ごく普通にいる原生生物です。
普通に生活する分には無害ですが、角膜に傷がつくとそこからアカントアメーバが侵入し「アカントアメーバ角膜炎」を引き起こす可能性があります。
アカントアメーバ角膜炎は最悪の場合、失明してしまう可能性がある恐ろしい感染症です。最悪の事態にならないよう、入浴時にはコンタクトレンズを外してくださいね。
それでは温泉でコンタクトレンズはアリなのでしょうか?
お風呂ではコンタクトレンズを外した方がよい、とレクチャーしましたが、それでは温泉でコンタクトレンズはOKなのでしょうか?
…はい、みなさんおわかりですね。答えはNO!です。
お風呂はダメで温泉ならOKとはならず、むしろ温泉への入浴時のほうがリスクが高いかもしれません。
基本的な理由は通常のお風呂と同じ理由ですが、温泉にはそれぞれ独自の成分が含まれています。
この温泉の成分がコンタクトレンズにどのように影響を及ぼすかは正直、断定はできません。
万が一良い影響を及ぼすとしてもコンタクトレンズメーカーは温泉に浸かることを想定していませんし、自己責任になってしまいます。
また、コンタクトレンズを付けたままうっかりサウナにでも入ってしまったら…
ひぃ~想像しただけで恐ろしいことが起こりそうです。
楽しい旅先で無用なトラブルを起こさないようコンタクトレンズは基本、外して入浴するようにしてください。
うっかりさんへ送るコンタクトレンズケア
お風呂、温泉入浴時にはコンタクトレンズ外してくださいね、とレクチャーしてきましたが「うっかり」した際の対処法をレクチャーいたします。
まず、大事なことは気づいた時点で外す、という事です。
「もう少ししたら、あがるからいいや」と思いがちですが目になにかあった場合、後悔してもしきれません。
もったいないと思われるかもしれませんが使い捨てコンタクトレンズをお使いの場合、いさぎよく交換していただくのがベストです。
特に温泉の場合はどんな作用がでるかわかりませんので、決断は勇気をもってお願いします。
「コンタクトレンズを外すとなにも見えないよ」という方は曇り止めの眼鏡を着用してみてはいかがでしょうか・
露店風呂など景色を楽しめる場所でなにも見えないというのは寂しい話です。
どうしてもコンタクトレンズを!という方はワンデータイプを瞬間的に使うという手もありますが入浴後はすぐに交換してください。
目は体の中でもデリケートな部分です。必要以上に気を遣ってあげて困るということはありませんので、どしどしケアしてあげてくださいね!