少し前までは、派手・個性的といった印象が強かったカラーコンタクトレンズですが、今では「ナチュラル盛り」「まるで裸眼」といったフレーズを推す製品が増えています。
今回は、カラーコンタクトレンズの基礎知識についてご紹介。カラーコンタクトレンズ選びのポイントから買った後のケア方法まで解説していきます。

瞳の色はなんで違うの?

日本人は黒目の方が多いですが、世界には青や緑などさまざまな方がいます。どうして瞳の色が人種によって違うのでしょうか?
鍵をにぎるのは、目の中に入ってくる光の量を調節する「虹彩」。角膜と水晶体の間にある薄い膜で、この虹彩の色が瞳の色を決定づけます。
虹彩の色は「メラニン色素」という黒茶色の色素の量で決まり、メラニン色素が多いと黒い目、少ないと茶色や青い目になります。メラニン色素は、目だけではなく肌の表面にも多く存在し、有害な紫外線から肌や目を守ってくれています。
青や緑の瞳の方は、サングラスをかけることが多いようです。その理由は、ファッションではなく、眩しさを和らげるため。メラニン色素が少ない方は虹彩の色が薄いため、日本人の約2倍も光をまぶしく感じるそうです。

自分に合ったカラーコンタクトレンズの選び方

メイクで印象を決める部分といえばやっぱり瞳です。出会って最初に見る顔の箇所は目だといわれており、瞳の印象によって印象がある程度決定づけられるといっても過言ではないでしょう。
「フチあり」「ナチュラル系」など、最近のカラーコンタクトレンズにはたくさんのデザインがあります。たとえば、フチあり系のカラーコンタクトレンズは黒目と白目の境目をはっきりさせてくれ、まるでお人形のようなくっきりとした瞳の印象に。デザインによって特徴はさまざまです。
カラーコンタクトレンズを選ぶ際はまず、以下の2点をチェックしましょう。

 

①カラーコンタクトレンズの着色外径をチェック
カラーコンタクトレンズを選んでいるとき、DIAや着色外径という言葉を見たことはありませんか?
DIAは「レンズ直径」のことでレンズそのものの大きさを表し、着色外径はレンズの色がついた部分の直径を表した数字です。つまり、着色外径=黒目の大きさとなり、着色外径が大きいほど黒目が大きく見えます。
一般的に黒目の大きさは12mm前後といわれています。「あまり気づかれたくない」という方は着色外径が12mmに近いカラーコンタクトレンズを選べばいいでしょう。反対に「デカ目になりたい」という方はフチありの着色外径が大きく派手目のカラーを選ぶと理想の瞳に近づくことができます。

 

②瞳の大きさに合ったサイズをチェック
カラーコンタクトレンズの装用に慣れてくると、装用している瞳を見慣れてくることも相まり、どんどん直径が大きいものを選んでいく傾向があります。
カラーコンタクトレンズ選びで重要なポイントは、自分の瞳の大きさと顔全体のバランス、そしてメイクとのバランスです。たとえば、全体的に涼しげでクールな顔立ちの方が、ドーリー系、ちゅるん系のカラーコンタクトレンズを装用してしまうと目の印象だけがちぐはぐになってしまい顔全体に違和感を覚えるかもしれません。
また、ナチュラル系メイクなのに、瞳だけ派手目のカラーコンタクトレンズを装用すると目だけが、強調されて「目力」がありすぎ!になってしまうかも。カラーコンタクトレンズを選ぶ際は、全体のバランスを考えましょう。
新しいカラーコンタクトレンズを試すときは、友人や家族の方に違和感がないか確かめてみることもおすすめです。

カラーコンタクトレンズの正しいケア方法

カラーコンタクトレンズの選び方も大切ですが、最も気をつけなければならないのがカラーコンタクトレンズの保存方法。
カラーコンタクトレンズは、れっきとした高度管理医療機器。つけっぱなしにしたり、そのまま放置したりしては絶対にいけません。
1日交換タイプであれば瞳から外してそのまま捨てることができますが、2週間交換タイプや1ヵ月交換タイプは毎日のケアが必要となります。しっかりと正しい保存方法を覚えましょう。
①手を清潔にする。
②手のひらにカラーコンタクトレンズを乗せ、洗浄液を落として指でこすり洗いをする(片面から20~30回程度ずつ)。
③洗浄液でよくすすぐ。
④コンタクトレンズケースに保存液を入れた後、カラーコンタクトレンズを入れしっかりとフタをする。
⑤4時間以上待つ。
⑥装用前に、再度すすぎ洗いをする。
以上が基本的なカラーコンタクトレンズの保存方法です。
「面倒くさい!時間がない!」と感じる方はワンデータイプを使用して、負担を減らしてください。

※MPSを使用したケア(MPSとは、ソフトコンタクトレンズの洗浄、すすぎ、保存、消毒を1液で行うことのできる消毒液です)をご使用の際には添付文書をよくお読みになり、正しい用法でのケアをお願いいたします。

夏は保管場所に注意

高温多湿となる夏は雑菌が繁殖しやすい季節。カラーコンタクトレンズは常温の保存でOKですが、保管場所には気を付けましょう。
いつもと同じ場所でも湿気や温度が高くなればカラーコンタクトレンズにとっていい環境とはいえません。直射日光があたる場所におくのはもちろんNGですが、湿度や気温にも気をつけてください。

レンズケースは常に清潔に

レンズケースはできれば毎日洗浄し、1ヵ月を目安に交換するとより安心です。カバンの中に入れておいてもゴミやホコリが付いてしまう可能性はあり、いつどこで汚れにさらされているかわかりません。
コンタクトレンズは瞳に直接装用するものです。気にしすぎて困る、ということはありませんし、思わぬトラブルが起こったときに後悔しても取り返しはつきません。できる対策はしっかりとして、気持ちよくカラーコンタクトレンズを楽しみましょう。

まとめ

ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズと同じく、カラーコンタクトレンズも高度管理医療機器。
保存方法など扱い方にも十分気をつけて、自分らしいファッションを楽しんでください。