コンタクトレンズデビューを控えたあなたに伝えたいこと

豆知識

コンタクトレンズデビューを控えたあなたに伝えたいこと

コンタクトレンズデビューをする方がもっとも多い季節は春。新生活の始まりと共にメガネからコンタクトレンズに変える方が多いそうです。
今回はこれからコンタクトレンズデビューをしようと考えている方が知っておくべきポイントをレクチャーします。デビューには下準備も必要です。

コンタクトレンズデビューのきっかけ

コンタクトレンズデビューする世代として多いのが高校一年生。オシャレや他人の目が気になりだす年頃であり、高校入学に合わせて自分のイメージを変えるにはぴったりです。
コンタクトレンズは高度管理医療機器で、使用方法を守り、ケアをしっかりと行う必要があります。誤った使い方をすると思わぬ目のトラブルを招きますが、高校生であれば自己管理ができる年齢だと、親御様が許可を出しやすいタイミングかもしれません。
もちろん19〜20才や20代前半にデビューする方も多数います。大学入学や就職といったライフスタイルの変化を機にデビューする方が多いのかもしれません。

メガネ感覚でコンタクトレンズは使わないで

メガネからコンタクトレンズに変えた場合、一番やりがちなことが「コンタクトレンズの外し忘れ」です。
コンタクトレンズは視界を遮るものがなく、開放感でいっぱいになります。まるで裸眼のような感覚で、つい外すのを忘れて寝てしまい、翌朝目が充血なんてことも。コンタクトレンズを外してから寝るということが、生活サイクルに組み込まれないうちは忘れがちなので注意が必要です。
ご家族と同居している方は、寝る前に「コンタクトレンズ外した?」と声をかけてもらったり、洗面所などに「コンタクトレンズを外す」と書いた張り紙をしておくと効果的です。

常備してほしいコンタクトレンズお助けグッズ

コンタクトレンズは常に快適に使えるものとは言い切れません。目にゴミが入ったり、違和感を感じたり、コンタクトレンズを外さないといけない状況は多く訪れます。
そこで、役立つ代表的なグッズをご紹介します。

スペアレンズ

1日使い捨てタイプの方は数組のスペアを持ち歩くと安心です。2週間交換タイプや1ヵ月交換タイプの方も1組はスペアレンズを携帯しましょう。

ケア用品

2週間交換タイプや1ヵ月交換タイプ、ハードコンタクトレンズの方はケア用品が必要ですが、洗浄液のボトルを持ち歩くのは大変です。
レンズケースと洗浄保存液などが一緒に収納できる携帯パックや、数回分のケアに対応しているトラベルパックなどを利用すれば邪魔にならずに持ち運べます。

メガネ

コンタクトレンズデビューをしたら、もうメガネは不要というわけにはいきません。
目の痛み、充血、コンタクトレンズの破損、紛失など、目やコンタクトレンズにトラブルがあったときは無理してレンズを入れず、メガネをかけて目の状態をチェックしてください。

コンパクトミラー(手鏡)

目にゴミが入ってしまったときやコンタクトレンズを付け外しするとき、目薬をさすときなどにコンパクトミラーがあると大変便利。
ファンデーションのケースなどにも鏡がついていますが、手に化粧品がついてしまう可能性があるので、手鏡がベストです。

メガネで隠されていた”くま”をケア

コンタクトレンズに変えると、メガネのフレームに隠されていた「目のくま」に思わぬ出会いをすることがあります。目のくまは顔の印象を老けて見せ、不健康なイメージを植え付けてしまいます。
目の下の皮膚は約0.1ミリと薄く、色素沈着や血管、リンパの汚れが透けて、くまとして現れます。体の内部の不健康な状態が見えてしまっているのです。くまの代表的な原因は「寝不足」ですが、緊張やストレス、パソコン作業などで目を酷使してもできてしまいます。
「青くま」「黒くま」「茶くま」と大きく3種類に分けられますが、すべてに共通しているのは体がSOSを出しているということ。
・黒くま…主に肌老化が原因(急激なダイエットや体重の増加、肌の乾燥など)
・青くま…主に血行不良が原因(寝不足、緊張とストレスの連続、パソコン作業、貧血など)
・茶くま…主に色素沈着や新陳代謝の乱れが原因(紫外線によるメラニン色素の沈着、必要以上のマッサージやクレンジング、食生活の乱れなど)
せっかくコンタクトレンズに変えても、目のくまで不健康に見られるのはもったいないです。コンタクトレンズデビューを機に生活を見直し、健康にも気をくばりましょう。

カラコンデビューを甘く見ない

大学生や社会人では、カラーコンタクトレンズデビューをする方も多いのではないでしょうか?
そこでよくおこるのが「度なしのカラコンだから眼科に行かなくてもいい」という勘違い。これは大きな間違いで、なにか起こってからでは取り返しのつかない事態になることもあります。
たとえ度なしであってもカラーコンタクトレンズは高度管理医療機器。「あなたの目はコンタクトレンズに適正がある目なのか」「BC(ベースカーブ)はいくつなのか」「ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズ、どちらを使用できるのか」など、眼科医でなければ判断できないことが多々あります。
まずは眼科で検査を受けて、疑問や不安に思っていることがあれば何でも相談してきてください。

まとめ

メガネを外すと顔の印象が変わるのは、目元に視線が集中することが理由だといわれています。ヘアスタイルをアップにしたり、目元のメイクを少し強調したり、今までと違ったオシャレを楽しめば、自然に表情も明るく元気になるはず。
コンタクトレンズデビューで、明るい視界と未来を手に入れましょう。