旅先でも快適なコンタクトレンズライフを
豆知識
ゴールデンウィークや夏・冬の長期休暇に。コンタクトレンズユーザーのみなさんがお出かけを100%楽しむためのコツや注意点をご紹介します。
コンタクトレンズは絶対に忘れない
旅行で多いトラブルが「忘れもの」。コンタクトレンズはもちろん、保存液や目薬も忘れてしまっては一大事です。普段使用している保存液や目薬が旅先で都合よく手に入るとも限りません。
目はデリケートな部位なので、できる限り自分に合ったものを使いたいもの。家を出る前には、コンタクトレンズや保存液、目薬などを持ったかチェックを忘れずに。
普段よりも多めに予備を準備
旅行のコツのひとつはなるべく荷物を減らすことですが、コンタクトレンズに関しては普段予備として持ち歩いている量よりも多く持っていくことをおすすめします。旅先で普段使用しているコンタクトレンズや保存液、目薬が手に入るかはわかりません。海外旅行の場合はなおさらです。
1日交換コンタクトレンズなら宿泊数の倍くらい持っていくと安心です。1ヶ月交換コンタクトレンズをお使いの方も、2~3組は予備を持っていきましょう。
旅先でのケアが心配という方は、旅行中だけ1日交換コンタクトレンズを使用するのも手。1日交換コンタクトレンズであれば、いざというときに気軽に交換できるので安心です。
メガネをお持ちの方は万が一に備えて持っていきましょう。旅先ではついつい夜更かししてしまい、コンタクトレンズを外し忘れてしまうことも。目に負担をかけないためにも、宿泊先に付いたらコンタクトレンズを外してすみやかにメガネに付け替えるといいでしょう。
飛行機に乗る前にチェック
コンタクトレンズは、国内・国際線ともに問題なく持ち込めます。手荷物として持ち込むこともできるので預ける必要もありません。
コンタクトレンズは高度管理医療機器に分類されますが、その点は特に気にする必要はありません。保存ケースに入れたままでもいいですし、1日交換タイプはパッケージに入れたまま持ち込むことができます。
機内は密閉空間ですので乾燥しやすく、さらに睡眠をとることもあります。できれば機内ではコンタクトレンズは外しておきたいところ。手荷物にはコンタクトレンズの予備を入れておきましょう。目が乾いてコンタクトレンズを外したくなったときも安心です。併せて、保存液や目薬などのケア用品も準備しておきましょう。1日交換コンタクトレンズだと、保存液が必要ないので便利です。
コンタクトレンズの保存液の持ち込みに注意
搭乗前の液体のチェックはかなり厳しくおこなわれます。国際線は特に厳重です。
保存液や洗浄液は医薬品扱いとなり持ち込むことはできるのですが、必要以上に量が多い、容器が大きい場合などには没収される可能性があります。
また、検査の際に検査員に医薬品として申し出る必要がありますので、無用なトラブルを防ぐためにも旅行の際は1日交換タイプにしておくとよいでしょう。1日交換タイプにすれば保存液、洗浄液が不要となるので荷物の軽減にもつながります。
コンタクトレンズの保存液を持ち込む方法
コンタクトレンズの保存液を国際線の手荷物で持ち込める量はおおよそ100mlが目安とされています。100ml以下の容器に移しジップロックなどで密閉すれば問題なく持ち込むことができます。また手荷物として持ち込まず、預かり荷物として提出すれば、問題なく海外に持っていくことができます。
海外で普段自分が使っている保存液や洗浄液が手に入るとは限りません。できれば自宅から持っていきましょう。
水場でのコンタクトレンズ使いに注意
夏のお出かけに定番人気の海とプール。コンタクトレンズをしたまま入っている方も少なくないですが、基本的に避けるべきです。
海やプールでは、コンタクトレンズが外れて紛失したり、雑菌や微粒の砂などがコンタクトレンズに付着し眼病につながる可能性があります。
どうしても海やプールでコンタクトレンズを使いたいときはリスクをしっかり理解し、泳いだ後は目とコンタクトレンズを適切にケアしてあげましょう。
海やプールでは1日交換タイプを
海やプールはコンタクトレンズによるトラブルが起こりやすい場所。水に入る場合はゴーグル着用が推奨されていますが、素のままで水泳をしている方もいます。
ソフトコンタクトレンズは水分を取り込む性質がありますので、プールや海の水を取り込んだレンズを使用し続けると、レンズの変形や感染症のおそれがあります。
海やプールでコンタクトレンズを装用する場合は、1日交換タイプがおすすめです。
まとめ
何が起こるかわからないのが旅の面白さである反面、リスクがあるということも忘れずに。
「転ばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先のコンタクトレンズ」を合言葉に、旅先でも楽しいコンタクトレンズライフを過ごしましょう。