コンタクトレンズは何歳から使うことができるか知っていますか?
今回の記事は、コンタクトレンズの適齢期について。お子様のコンタクトレンズデビューを考えている方にも参考にしていただきたいお話です。

子どもたちの視力は年々低下傾向に

子どもの視力は年々低下の傾向にあります。
原因はいろいろありますが、やはりパソコンやスマートフォン、ゲーム機といったデジタル機器の普及が主な原因です。公園でゲームに熱中する子どもたちを目にすることも珍しくはありません。
長時間のデジタル機器の使用は、子どもたちの視力低下を加速させます。画面を近くで見続けることで目の筋肉に負担がかかり、徐々にピントを合わせる力が弱まっていくことで視力が下がってしまいます。体の機能が成熟していない子どもにとって、近距離で画面を見続ける行為は目に大きな負担となるのです。
目が悪くなると、「学校で黒板の文字が見えない」「スポーツでボールがよく見えない」など、学習やスポーツに影響します。長い時間デジタル機器を使用させないよう声をかけたり、照明の強さを調節してあげるなど、環境を整えてあげることが大切です。
お子様の視力が下がってしまったら早めに矯正をして、見えやすい状態にしてあげましょう。

コンタクトレンズデビューは何歳から?

コンタクトレンズは、小学生から使えます。最近では、スポーツやダンス、バレエといった習い事をする際にメガネではなくコンタクトレンズを使う子どもも増えました。
平成24年度の調査ではコンタクトレンズの使用率が小学生0.2%、中学生6.4%、高校生26.6%と年齢とともに増加傾向にあります。低年齢でのコンタクトレンズ使用率はデータを見るとまだまだ少ないように見えますが、今後も増えていくことが予想されます。
ただし、コンタクトレンズを装用するには、子ども自身が「コンタクトレンズを自分で管理して安全に、正しく使える」ことが条件です。
コンタクトレンズは高度管理医療機器。大人でも使用を誤ると目のトラブルを引き起こしてしまいます。汚れた手を毎回清潔にしてからコンタクトレンズを洗ったり、使用期限をしっかり守ったりと、遊びたい盛りの小学生には少々ハードルが高いかもしれません。
眼科医にお子様の生活や性格を伝えながら相談し、まずはお試し期間として使わせてみるのもおすすめです。

保護者のケアがなにより大事

お子様にコンタクトレンズを使用させる際には、「コンタクトレンズの使い方を保護者の方が正しく理解しているか」「いざというときのためにメガネも持っているか」「眼科医の指示をしっかり伝えているか」「トラブルがあった際に落ち着いて対処できるか」など、保護者のケアが何より重要です。
保護者の方がコンタクトレンズを使用していない場合、使い方や注意点などを事前に学ぶことは必須になります。コンタクトレンズのことを理解していないと、眼科医の指示を守らせることも、トラブルに対応することもできません。本人が異常を感じていなくても、目を気にしてあげなくてはなりませんし、定期健診を受けさせることも保護者の方の役目です。
また、コンタクトレンズはメガネの代わりではありません。いざという時のために目に合ったメガネを持たせましょう。

メガネとコンタクトレンズの併用も考えて

基本的にはきちんと日々のケアができれば小学生でもコンタクトレンズの使用は可能です。
しかしながら、低年齢でのコンタクトレンズの使用はあまり推奨できません。成長期の子どもは角膜への影響が大きく、中学生くらいになってからでないと処方しないという慎重な医師もいます。
コンタクトレンズは直接目に装用する高度管理医療機器。サッカーや野球のような激しいスポーツをする子どもの場合にはさらに注意が必要になり、コンタクトレンズを希望される場合は眼科医と十分に相談することが重要です。自己判断ではなく眼科医の診察を必ず受けて、専門家の判断に任せてください。

まとめ

コンタクトレンズを使えるようになれば、お子様の生活はとても豊かなものになるでしょう。定められた方法で日々レンズをケアでき、保護者の方がしっかり指導できる環境なら、成長期の子どもでもコンタクトレンズの使用は問題ありません。
眼科医によく相談し、保護者の方もお子様も無理のないコンタクトレンズデビューを目指しましょう。