夏から秋へ。季節の変わり目に知っておきたいアイケア術
ケア方法
体調を崩しやすい季節の変わり目。今回は、夏の終わりから秋にかけて取り入れたいアイケア術をご紹介します。
秋冬のお悩みといえば乾燥
秋冬シーズンの悩みとしてよく挙がる肌の乾燥は、スキンケアを十分におこなうことで対策できますが、お手入れが難しくトラブルの多い場所が「目元」です。目元は皮膚が薄く、とても敏感で乾燥しやすいため、じっくり丹念にケアをする必要があります。
そして、コンタクトレンズを使用している方は、エアコンの暖房による「ドライアイ」に気をつけなければなりません。ドライアイは、涙の量が少なくなって眼の表面が乾燥し、傷や障害が生じる病気です。オフィスワークのパソコン作業や、冷暖房による乾燥が原因で起こるとされています。秋冬シーズンはもともと空気が乾燥しているため、さらに目が乾きやすくなってしまいます。
秋から加湿器を使うのもおすすめ
コンタクトレンズユーザーは、秋冬のドライアイへの対策が必須です。
「こまめな点眼を心がける」「エアコンの風に直接あたらないようにする」などの対策法が挙げられますが、おすすめは「加湿器で乾燥を防ぐ」こと。ご自宅ではもちろん、最近はデスクに置ける小型の加湿器も増えています。コンタクトレンズを使用している方の心強い味方になってくれることでしょう。
春だけじゃない、秋の花粉症
コンタクトレンズ愛用者を悩ます「花粉症」。目のかゆみ、クシャミ、鼻づまりによる不快感は耐え難い辛さです。
花粉症といえば春「スギ花粉」が代表的ですが、実は花粉症の原因になる花粉は1年中宙を舞っています。秋の花粉には、「カナムグラ」「ヨモギ」「ブタクサ」などがあり、スギ花粉に比べると飛分量は少ないとはいえ、油断は禁物です。毎年、秋のはじめに風邪をひいているという方は、風邪ではなく花粉症かもしれません。1度耳鼻科に相談に行くことをおすすめします。
まずは自分の体の状態を知ることから始めましょう。
指先にも影響する乾燥の脅威
瞳と同じく指先も水分を失いがちな秋冬。コンタクトレンズの容器を開封しづらいと感じることはありませんか?
コンタクトレンズを扱う前には指先の洗浄が欠かせませんが、冷水で洗うとさらにコンタクトレンズを扱いづらく感じます。ぬるま湯で手を洗い、タオルで十分指先を温めてからコンタクトレンズを扱うと扱いやすさは歴然です。ぜひお試しください。
コンタクトレンズが乾燥でカピカピに
もうひとつ気をつけたいのがコンタクトレンズの乾燥です。
2週間交換タイプ、1ヵ月交換タイプのコンタクトレンズはケースに保存しなければなりません。空気が乾燥しているため水分が蒸発しやすいので、うっかり置きっぱなしにしてしまい数時間後見てみると無残なカピカピ状態に。コンタクトレンズを使っていると誰でも一度は犯すミスですが、秋冬は乾燥が強いのでよりご注意ください。
保存ケースに入れても蓋を閉め忘れて、翌日には無残な姿にということも起こり得ます。
カピカピのコンタクトレンズは復活するの?
カピカピに乾燥したコンタクトレンズは再利用できるのでしょうか? 答えはNOです。
乾燥したコンタクトレンズを保存液に浸すと元に戻ったようにも見えますが、実際は縮んで変形してしまっています。保存液でも水道水でも同じことで、もとに戻すことはできません。
乾燥したコンタクトレンズを見てみたい方は、使用期限が切れたコンタクトレンズで試してみましょう。決して興味本位で再利用はしないでください。
まとめ
夏から秋にかけて、ファッションの幅がひろがる季節。コンタクトレンズデビューしてからおしゃれすることがより好きになった方も多いはず。ファッションを楽しむためにも、アイケアを怠らずに心地よいコンタクトライフをお過ごしください。