冷え性解消エクササイズ
カラダぽかぽか、冷え性解消エクササイズ5選
寒〜い、冬! この季節になると「手足が冷えて痛いくらい!!」「足先が冷えて良く眠れない」などの悩みを抱える女性がにわかに急増します。カイロが手放せないという方も少なくないのでは?
かわいい腹巻きや暖かいブーツ、発熱する下着など、女性の冷えを解消するグッズやウエアは年々進化しています。
とはいえ、やはり基本は身体を動かすことです。
さて、冷えは筋肉量と密接な関係にあります。筋肉には大量の血液が含まれていますね。
筋肉は熱を生み出し、血液が温まり、また筋肉によって温まった血液がカラダの隅々まで行き渡るという仕組みです。
また、筋肉は基礎代謝を上げてくれます。そのため、筋肉をつけていくことはダイエットにも最適。とはいえ、ムキムキなボディを目指したいわけではありませんよね。女性らしいしなやかさとメリハリを向上させるような筋肉のつけかたが理想です。
ジムでの本格的なトレーニングももちろん効果的ですが、ここでは、お家で気軽に取り組めるものをご紹介していきたいと思います。
1)ウォーキング
一駅降りる駅を変えていつもよりも長く歩くなど、日常に組み込みやすい有酸素運動のウォーキング。
脂肪を燃やすことができるため、ダイエットに繋がりやすいのも嬉しいところ。基礎代謝を維持し、リンパの流れや血行の改善に役立ちます。
20分以上歩かないと効果がないというのが定説でしたが、5分でも脂肪燃焼の効果があるという研究結果もあるようです。
細切れでも良いのでとにかく日常生活のなかで歩く事が大事だということですね。ただし、ダラダラと歩くのではなく、背筋を伸ばし、軽快なリズムで時速6kmを目標に行いましょう。
最近では、履いて歩くだけで筋肉を鍛えてくれるシューズやアンダーウエアなども販売されています。これらを賢く使うのも手ですね!
2)腹式深呼吸
駅のホームや会社のデスクなど、いつでもどこでもできる深呼吸。自律神経を整え、血行を促す効果があります。3秒吸ったら6秒で吐くというように、吸気よりも呼気を2倍程度長くするのがポイントです。気持ちのいいリズムで行いましょう。吸ったときにはお腹が膨らみ、吐いたときにはお腹が凹むというように、大きくお腹が動いていればきちんとできている証拠です。
行う時間帯はいつでもOKですが、睡眠前に行うと、スムーズに眠りに入ることができます。冷えによって不眠気味という悩みを抱えている方には、うってつけの解消法といえるでしょう。
また、副交感神経が刺激されることでリラックス効果も望めます。イライラをてきめんに抑えてくれる効果もあるので、習慣づけておくと心身の健康を底上げしてくれますよ。
3)ストレッチ
筋肉をしっかりと伸ばし、柔らかくしてあげることで、滞った血流を流しましょう。
痛みを感じず「気持ちいい」と思う程度の強さで、呼吸を吐きながら、ゆっくりと伸ばすのがコツです。
太いリンパが流れている股関節や首、肩周りを重点的に行うと冷え性解消には効果的です。
特に股関節のストレッチは、生理痛や便秘などにも効き目があります。
冷え性だと生理痛もひどくなりがち。入浴後の身体が温まった時間帯の日課にしたいものですね。
4)ヨガ
インナーマッスルを鍛えるヨガ。インナーマッスルとはいわゆる「遅筋」のこと。
細くしなやかな筋肉のため、たくさん鍛えてもボディビルダーのようなムキムキな身体になったりしません。
また、このインナーマッスルを鍛えると、この筋肉が身体を芯から支えてくれるため、冷えが解消されるだけでなく、姿勢が良くなり腰痛や肩こりも解消されるなど嬉しいこと尽くめなのです。
体が温まりやすいのは、『賢者のねじりのポーズ』や『三角のポーズ』のような「ねじるポーズ」のほか、『英雄のポーズ』や『1本足のポーズ』のように「バランスをとるポーズ」が上げられます。
他にもピラティスやジョギングのほか、太極拳のようにゆっくりと身体を動かす運動なども遅筋を鍛えてくれます。
5)ラジオ体操
意外と盲点なのがラジオ体操。深呼吸あり、ストレッチあり、ジャンプあり、軽い筋トレもあるというバランスの取れた素晴らしい運動です。第一運動、第二運動すべて行うと約100キロカロリーを消費する有酸素運動になります。これは、1日に必要な運動量の3分の1になるのだとか!?
「ラジオ体操なんてださ〜い!!」と思われるかもしれませんが、冷え性解消にはうってつけです。インターネットの動画で動きを確認しながらできるので、ぜひ毎朝目覚めにトライしてみては?
それにしても、ラジオ体操や太極拳が冷え性解消にうってつけだとは!! 公園でおじいちゃん、おばあちゃんが行っている人気の運動は、理にかなったものだということですね!!