角膜炎について

 

片方の目だけ痛むときは

パソコンやスマ―トフォンの利用者が増えた現代、疲れ目や眼精疲労による目の痛みで悩んでいる人が増えているようです。しかしながら、目の痛みの原因になるのは、疲れ目や眼精疲労だけではありません。

目の痛みの中で、ごくまれに片方の目だけ症状がでることがあり、疲れ目や眼精疲労ではなく角膜が傷ついている可能性があります。

原因としては、異物の混入による角膜の傷つきが考えられます。角膜に傷がついてしまうと、細菌などの病原体に感染しやすい状態になってしまっているので、早期に眼科に行って診断を受ける必要があります。

角膜炎の種類

角膜についた傷から細菌が入り込み、炎症をおこすのが「角膜炎」
その代表的なものは以下のとおりです。

細菌性角膜炎
角膜が傷つき、細菌が混入する「細菌性角膜炎」。コンタクトレンズの装用によって角膜に傷がつくケースが近年増えています。コンタクトレンズ使用者の方は、正しい使用方法を守って安全・清潔に使用する必要があります。

真菌性角膜炎
真菌という聞きなれない言葉ですが「カビ」を意味します。そのカビが角膜に入り込み炎症をおこすのが「真菌性角膜炎」です。
原因として、ソフトコンタクトレンズの連続装用や、植物などによる外傷が考えられます。「細菌性角膜炎」よりも症状が出るまでに時間がかかるのが特徴とされています。

アカントアメーバ角膜炎
角膜の感染症の中で最も重症にあたるのが「アカントアメーバ角膜炎」です。
アカントアメーバは目に見えない微生物で主に池や沼に生息していますが、水道水の中にも生息しています。「アカントアメーバ角膜炎」はアカントアメーバが角膜に混入することで発症し、激しい痛みをともなうのが特徴。水道水でコンタクトレンズをすすぐのはもちろん、洗顔の際にも目に水が入らないよう気を付けましょう。

角膜ヘルペス
重度であれば視力の低下が症状として現れるのが「角膜ヘルペス」です。
この症状は、ヘルペスウイルスが感染することによっておこる炎症ですが、
恐いところは、知らない間に感染していることが多いこと。
感染時には症状は現れませんが、ストレスや体調不良、熱発、気温の低下などが引き金となって目覚め、角膜の表面に出てくることによって「角膜ヘルペス」が発症します。また再発をおこしやすいことも特徴の一つです。
 
どの症状もすぐに治療が必要です。 いずれにしても、角膜に傷がついてしまっていたり、角膜炎の可能性があるのであれば、 すぐに眼科に行って治療を受けましょう。後回しにすると、取り返しのつかないことになってしまいます。