低年齢層のコンタクトレンズ使用
年々増加傾向にある小学生のコンタクトレンズ使用率
平成24年度の調査ではコンタクトレンズの使用率が小学生0.2%、中学生6.4%、高校生26.6%と年齢とともに年々増加傾向にあります。
低年齢でのコンタクトレンズ使用率はデータを見るとまだまだ少ないように見えますが、今後も増えていくことが予想されます。
低年齢層がコンタクトレンズを使用する際に注意すべき点はどこなのでしょうか。
メガネとコンタクトレンズの両用が大切
基本的にはきちんと日々のケアができれば小学生でもコンタクトレンズの活用は可能です。
しかしながら、低年齢でのコンタクトレンズの使用はあまり推奨することはできません。
成長期の子どもは角膜への影響が大きく、中学生くらいになってからでないと処方しないという慎重な医師もいます。
コンタクトレンズは直接目に装用する高度医療機器です。サッカーや野球のような激しいスポーツをする子どもの場合には、さらに注意が必要になり、コンタクトレンズを希望される場合は 医師と十分に相談することが重要です。
また、目が悪いからといってコンタクトレンズにするかしないかは、自己判断ではなく眼科医の診察を必ず受けて、専門家の判断に委ねるという点が肝要です。
ちゃんと医師の定められた方法で日々レンズのケアをし、なおかつ角膜への影響も少なく、親もしっかり指導できるという環境ならば、成長期の子どもでもコンタクトレンズも使用は可能でしょう。
それらの点も考えてコンタクトレンズにするかどうか検討してみてください。